明けて372年。
なんですかな。
ぬか喜びさせて、落とす、ではないが。

東部国境ではサルマタイが西僭帝軍を振り切ってドナウ川を一息に渡河、遮るもののないところまで進撃。
ゴートと戦端を開いた西僭帝軍は、逆にゴートに都市まで押し込められて後退し、さらに東ローマ領を目指すと思われていたフン族がドナウ川を遡行して西僭帝領国境に達している。
お前ら、こっち来るなよ、もう。
だいたい、東でやってたときはフン族なんて早々にサルマティアあたりに定住して、時々ササン朝脅かしながら東欧諸国と争ってたのに、どこに向かう気なのか知らないが、一向に定住の気配を見せない。
ちなみに北アフリカ戦線では、レプティスマグナを落ち延びた守備隊は、カルタゴ付近でベルベルが立ち塞がって合流できなくなっており、ベルベルがカルタゴを包囲するのも時間の問題となっている。
転じてライン川方面では、サクソンの襲来に備えて高地ゲルマニアの守備隊を増強したら、引き返して低地ゲルマニアのコロニアアグリッピナを包囲してきたし、ブリタニアでは、海を渡るのか南下するのかは不明だが、ケルトの一軍が動き出している。

アレマンなんかも、地味に西ローマ包囲網を構築しつつある。
なんだか、半年ずれただけで、割と危惧した状況に近くなっていた。
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