明けて371年。

一撃加えたゴートはここで方向転換してドナウ川を遡行し始め、サルマタイと合流…じゃなくて戦闘を開始、フン族はダキアで略奪を終えてご満悦なのか次の獲物を物色中、ヴァンダル族には動きはない。
ドナウ川のラインはいつでも放棄できるようにサヴァ川の防衛ライン化を行いつつ、しばらく様子を見ることにする。
東ローマ軍は敗残兵を再編して再度サロナを包囲してきているが、サロナ守備隊も再編して戦力差は縮んでいるので問題なく撃退できる。
しかし今度はライン川でのサクソン族の挙動が怪しく、ケルトと開戦したかと思えばカレドニア上陸部隊が引き返していて西ローマ領内に頻繁にサクソンやフランクの工作員が出没、さらにルグドネンシスの僭帝軍がどうもライン川を背後から窺っている様子。っていうかフランク族も敵ですか、そうですか。
ケルトの振り上げた拳の向かう先も心配である。
そして今までまったく触れてこなかったアフリカ領でも、ついにベルベルが動き始め、カルタゴとレプティス・マグナの両都市に進軍を開始しているのが見張り塔からの情報で判明。

というか、東ローマ僭帝軍までもがレプティスマグナの目と鼻の先にいる。
いやホント、四面楚歌にも程がある。
カルタゴは維持したいが、僭帝軍は半個軍団規模なのでレプティスマグナの維持は厳しいか?
とりあえずサロナの東ローマ軍から叩くことにするが、被害は抑えたいので、まずは自動で補充される皇室護衛隊を囮と強襲部隊にして東のコミタテンセス×2を撃破することに。
両部隊を敗走に追い込むと敵に混乱が起き、守備隊の弓兵の射程圏に入ったりしたので、全軍敗走に追い込もうとしたが流石に失敗。途中まで速度に緩急をつけたり急旋回をしながら器用にピルムを避けていたが、欲張ったせいでリミタネイ数部隊の投擲を受けて若干の被害が出てしまった。とはいえ、会戦でも撃退できる規模まで東ローマ軍を削ることに成功。

というか戦闘難易度は『難しい』でやってるが、『非常に難しい』まで上げてもよかったか?
そんな思いが頭を過ぎりながら、迎えた冬。
本当の苦難は、ここから始まった。
という展開になるんじゃないかと危惧していたのだが。

フン族が次にどちらへ向かうかわからない、ヴァンダルもいつ動き出すかわからない、ゴートとサルマタイもどちらかが進路を変更すればわざわざ戦闘はしないだろう。
そんな中でサクソンの挙動が怪しいって言ったばかりのターン間で、カレドニアから帰って来た部隊がもうリーメス超えて、低地ゲルマニアは無視してまっすぐ高地ゲルマニア軍団管轄のアウグスタトレヴェロルム目指して領内奥深くへ進攻中なのである。
ところが、ここで予想してなかった西ローマ僭帝軍が、領内を我が物顔で通行する移民軍団にぶち切れたのか、ゴートに襲い掛かったのである。
ほんと、お前らゴートいじめるの好きな。
たまらずゴートはドナウ川沿いに下流へ向かって移動を開始。南の浅瀬から西ローマ領へ侵入する可能性はまだあるが、一部がはぐれているのでまずは合流を目指すだろう。
さらに西僭帝軍はドナウ川を西へ渡河しようとしているサルマタイにも追跡部隊を張り付かせていて、いつ追いついて戦闘が始まるかわからない。
いいぞ、もっとやれ。
ちなみにヴァンダルは動きなく、フン族は東ローマ領へ向けて進撃中。
というわけで、引き続き警戒と監視は必要だが、一番危惧されていた『3~4民族によるドナウ川の雪崩的渡河』『サクソン(+フランク)のライン川渡河&西ローマ僭帝軍によるライン川リーメスの挟撃』『アフリカのベルベル&東ローマ僭帝軍による挟撃』『ケルトのブリタニア侵攻』の同時発生だけは、免れた。
とはいえ、レプティスマグナに関しては、小都市でし石壁なら割りと一方的に矢による攻撃が可能なので守るつもりでいたら、よく見てみると木の壁(柵でないだけマシ?)で防衛を断念、軍をカルタゴまで撤退せざるを得ない事態になっているし、サクソンの侵攻に対して下手に動くとフランクの行動まで誘発しそうで頭が痛い、というのはあるんだが。
ともあれ、皇帝直属軍としてローマで編成中だった軍団がかなり形になってきたので、西帝ウァレンティアヌスには首都ラヴェンナまで合流のために戻ってきてもらう。
道中、アルプスに潜伏していた山賊も撃破した。
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