明けて370年。

一言で表すなら、ローマ\(^o^)/としか思えない。
ゴート領ダキアが陥落したのは仕方ない。
サルマタイが略奪して破壊した後で、今度はフン族が包囲してるのは
『蛮族に略奪される可能性は150%、一度略奪された後で再度略奪される確率が50%の意』みたいな
ヨハネスブルグ状態だが、まあ、ご愛嬌。
問題は、放浪を開始したゴート族が、せっかく用意してあげたヤジグ族領を無視してドナウ川を『西に向かって』渡ろうとしていること。
そこはお前、史実どおりまずは南に行けよ、
東ローマ皇帝プチ殺せよっていうね。
さらにドナウ川近辺の不穏を嗅ぎ付けでもしたかのように、ヴァンダル族が再度方向転換して北から迫っている。
ノリクム・パンノニア・ダルマティアが移民軍団の射程圏内で、東西ローマが完全に分断されるのも、もはや時間の問題。
どう見ても、兄弟喧嘩してる場合ではないんだが…。
ゴート族が侵入できないようにドナウ川西岸に要塞を構築して、シルミウム攻略に際して築いて今も残っているサヴァ川北岸要塞の守備隊から、弓兵とリミタネイを引き抜いて守備に充てておくが…移民を防ぎ切れるものではない。
いっそ今のうちにドナウ川から支流のサヴァ川まで後退してしまうか。
道なき道を長距離移動してサヴァ川上流から回り込まれない限り、渡河地点は2箇所しかないので、かなり防衛ラインを絞り込める。
移民を相手にしてアドリアノープルを再現する必要はない。死ぬのは東帝ウァレンスだけで充分である。
放棄した地域に根付いてくれれば、まともな国交を持つこともできるだろうし、最悪滅ぼさなければならなくなっても、移民を相手にするより篭城してもらって指導者一族まとめて討ち取ってしまえば放浪せずに滅びるはずなので、遥かに楽である。
うわ、黒ッ!
大将討ち取って皇室護衛隊とエクイテスがいなくなったので、今度は東方弓兵を削るべく再度サロナ守備隊が戦闘を仕掛けるが、布陣に隙がなくて東方弓兵を削れず仕舞い。弓兵は釣ろうとしても射られるだけで終わるし、かといって東方弓兵が残っている状態でまともに会戦しても勝てる要素が見つからないし、はてさてどうしたものか。
しかし、ここでどういう塩梅か、スプリウスの冒険的な行動が功を奏して東方弓兵×2を護衛隊によって壊滅させる戦果をあげた。

さらに冬を前に包囲軍が攻撃を仕掛けてきて、攻城塔がバリスタでも積んでいるかのような攻撃をしてきたが何とか退けることに成功。
シルミウムでも叛乱が起きて緩衝地帯の構築に一役買ってくれるだろう。

冬になり、方針を決めかねているのかクアディ族領とアレマン族領の境界をうろうろしているヴァンダル族を尻目に、カルヌントゥムを包囲していた親征軍は、そのままカルヌントゥムを攻略。

ゴート族はドナウ川渡河を開始し、ローマ軍の要塞を包囲し、さらに南の浅瀬から別働隊が回り込もうとしているので、ゆっくりしてはいられない。
カルヌントゥムを攻略して返す刀でゴート族に一撃を加えた後、アクインクムとカルヌントゥムの諸施設を破壊してサヴァ川まで後退し、サロナ周辺の東ローマ軍を撃破してサヴァ川からアルプスに到る防衛ラインを構築するのである。
ライン川周辺ではアレマン族の処遇はほぼ決定。
滅ぼした後にフランク族に譲渡してしまおう。これでライン川も安定し、ガリア・ルグドネンシスの叛乱軍も平定すればブリタニアの対応に手を回す余裕ができる。
って、アレマンが征服されたのって496年? 相当先じゃないか。
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